介護で働く人を助ける時短勤務制度
勤務時間が長くなりがちで残業も頻繁に必要になるのは、介護業界で働く上では避けるのが難しくなっています。それが、介護に従事することを決めたにも関わらず離職してしまう人を増やしている原因になっているのは確かです。
労働時間が長いと仕事をしながら子育てをするのは難しく、女性の働き手を減らしてしまうことになっていたのです。しかし、時短勤務制度が確立されたことによって助けられるようになりました。時短勤務制度によって原則1日6時間の勤務を職場側が認めるようになったからです。
朝から働き始めれば夕方早くに仕事を終えることができるため、育児中であっても仕事をしやすくなってきているのです。しかし、これから介護業界で働こうと考えている人は条件に注意しなければなりません。勤務も実態などによって条件を満たしていなければ活用できない制度なのです。
原則として常勤の従業員数が101人以上いなければならないのが条件になっているため、現実的には小さな介護施設は全て該当しないことになってしまいます。それのため、制度として取り入れるかどうかは施設の経営者の裁量に任せられています。
また、労働時間に関しても細かな規定があるため、常勤でない場合には適用できないこともよくあります。本当に制度を活用できるかどうかは就職する時点で確認しておくことが必要です。育児をこれから行うという場合には、よく確認してから働く介護施設を選ぶようにしましょう。